こんにちは。
今日は前回の記事
→【コロナ感染対策】感染対策しているのにコロナの陽性者が増える理由!コロナの感染予防には、この「毛」が大事!part.1 - てあわせblog
の続きとなっております。
まだ、前回の記事を見ていない方、
焦らず、前回の記事をお読みになってから、この記事をお読みくださいませ。
前回の記事の終わりにも書きましたが、
今回は、
- なぜ、線毛運動は冷えと乾燥が大敵なのか?
- なぜ、寒くなると風邪などの感染者が増えるのか?
- なぜ、ここ数日コロナの重症患者が増えてきたのか?
について説明していきたいと思います。
今日の記事を読むことにより、
現在、コロナが増えてきてる現状を少しは理解でき、感染予防対策になるのではないかと思います。
まずは、前回の復習からしていきましょう!
「線毛運動」について
ウイルスなどの異物が体の中に入ってきた場合
からだにはいくつかの防衛反応がありましたね?
「せき」や「くしゃみ」、そして「線毛運動」です。正確に言うと、リンパなども防衛反応として働いてくれています。
線毛運動とは、体内に入った異物を体の外へだすように働いてくれている運動のことです。
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こうして、僕たちの体をウイルスなどの異物からからだを守ってくれています。
しかし、この線毛運動の動きが弱くなってしまう条件があるのです。
そう、それが、
「冷え」と「乾燥」なのです。
では、なぜ「冷え」と「乾燥」が線毛運動の動きを弱めるのか説明します!
線毛運動にとって、なぜ「冷え」と「乾燥」が良くないのか?
冷えがなぜ線毛運動によくないのか?というと、気道内が冷えることによって、粘膜下の血流が貧血状態になるためであり、
また、空気が乾燥し、鼻やのどが乾燥してしまうと、線毛運動の動きが緩慢になるためです。
もう少し説明すると、
ウイルスなどの異物などの異物は、粘膜に包まれることにより、線毛運動でからだの外に運ばれます。
しかし、冷えることにより粘膜下が虚血状態になったり、乾燥することで粘膜が減ります。
さらに、ドロドロになった粘膜は線毛の動きを悪くしてしまい、
その結果、ウイルスなどの異物を体の外へ排出できなくなるのです。
そして、体の外へ移動しなくなったウイルスに感染しやすくなり、だんだんと気道の下にある肺の方へウイルスが移動してしまうわけです。
こうなってしまうと、のどの痛み程度であった症状が肺炎などの重症な症状に変わっていくわけです。
どうですか?なんとなく「冷え」と「乾燥」
が体に良くない理由が理解できましたか??
*少し線毛運動とは話がそれますが、
空気が乾燥し、鼻腔(びくう)や咽頭が乾くと、病原体と戦うために粘膜下から粘液中に分泌されるIgA(免疫グロブリンA)という抗体、インターフェロンやディフェンシンといった病原体に結合して不活性化や排除を図る抗菌・抗ウイルス物質の機能が低下する。そもそもこれらは粘液層のなかで働く性質を持っているため、乾燥状態では正常に働けなくなるから。低温も同様にこれらの生体防御機能を落とす。
引用:冬の感染症対策 カギは喉の保湿・保温と腸内環境(NIKKEI STYLE) - Yahoo!ニュース
(https://news.yahoo.co.jp/articles/0cc81d7bf9703a1150123202810c025887cd2c14)
と書いてある記事もあり、やはり冷えと乾燥は、からだにとって良くなさそうですね。
まとめ
今日は、線毛運動について確認し、3つの問いに対して説明しました。
なぜ、線毛運動は「冷え」と「乾燥」が大敵なのか?
→「冷え」や「乾燥」は、ウイルスなどの異物を包むための粘液の量を少なくさせ、ネバネバにしてしまう。その結果、線毛運動が働けなくなってしまう。
なぜ、寒くなると風邪などの感染者が増えるのか?
→ 冷えや空気が乾燥するこの冬の時期は、線毛運動が乏しくなり
ウイルスなどの異物を体の外へ排出しにくくなっているから。
なぜ、ここ数日コロナの重症患者が増えてきたのか?
→ 冷えや空気が乾燥するこの冬の時期は、線毛運動が乏しくなり
ウイルスなどの異物を体の外へ排出しにくくなり、その結果、
気道のおくへ、ウイルスが移動し「肺炎」などの症状を引き起こすから。
つまり、なぜ、12月あたりからコロナの患者数が増えてきたのか?
当然、この理由のみではありませんが、
「冷え」と「乾燥」による線毛運動の低下もコロナが流行る原因になっているのではないかと考えています。
そして、線毛運動が弱くなった結果、重症肺炎などの患者さんが増えてきているのでないか?と考えています!
コロナだけでなく、風邪をひきやすいこの季節
寒くて、空気が乾燥しやすいこの時期には
「冷え」と「乾燥」を防ぐことで、
コロナをはじめとする風邪の感染予防ができるのではないかと考えているわけです。
本日の記事は、以上でおわりとなります!
そして、次回がpart.3になります。
「冷え」と「乾燥」の対策について記事にしていきたいと思います。
では、また綴ります👋